こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、自己破産した男性の体験談をご紹介します。

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会社経営で借金が膨らんで・・・

私は、以前、自己破産を経験したことがあります。その当時の年齢は33歳、性別は男です。

職業は、自らが起業した会社を経営していたので、会社経営者、ということになるでしょうか。当時の住まいは大阪市です。

借金が増えてしまったのは、会社経営をするにあたって、運転資金を得るために、個人名義で消費者金融から多数の借り入れをして、それを運転資金に回したことが一つの原因です。

また、もっとも大きな借金の原因は、会社が金融機関から事業資金を借り入れる際に、代表取締役の私が個人として会社の債務を連帯保証しましたが、会社が支払不能状態になったことによって、連帯保証人である私に会社の債務を支払う義務が発生したことです。

お金を借りていたのは、個人としては消費者金融がほとんどで、それ以外は、会社の連帯保証債務が占めています。

会社は、民間の金融機関などから事業資金を借りておりましたので、私が個人保証をした金額も、優に1億円を超えるものでした。

最終的な借入額は、個人としてはだいたい500万円程度でした。

ただ、経営していた会社が事業停止に陥ったことによって、会社の債務がすべて顕在化してしまい、それが連帯保証人である私のところへやってきましたから、返済を迫られる金額は一気に1億円を超えることになりました。

その当時の年収は、役員報酬として400万円程度を維持しておりましたが、それでも、生活はかなり厳しいものでした。

自己破産の経緯は・・・

自己破産を行った経緯ですが、まず、会社経営についての相談という形で知り合いに弁護士を紹介していただき、経営の相談を頻繁に行っていました。

その後、会社の経営状況を見ながら、最終的には、事業停止、つまり会社が破産手続きに入ることを決断したことによって、当然、会社の多額の債務を連帯保証している私も、会社と一緒に個人として破産するという道を選ぶことになりました。

弁護士をどのように探したかですが、上述のように、たまたま知人から弁護士を紹介していただくことができました。

また、お話を聞いていただいた弁護士の先生は極めて真摯な対応をしていただける方で、いい先生に出会うことができたと思っております。

今回ご担当いただいた弁護士の先生を選ばせていただいた理由としては、会社経営についての相談をしていた時点で真摯にお話を聞いていただけたことで、信頼関係を構築することができたこと、また、包容力のある先生で、なんでも相談してもいい雰囲気を作ってくださったので、ご依頼をさせていただくことにしました。

自己破産の流れと弁護士費用

弁護士費用は、法人の破産申立てでだいたい50万円、私個人の破産申立てでだいたい30万円、あとは実費として数万円、というものでした。

自己破産の流れは、打ち合わせを複数回重ねて、法人の事業停止を行うとともに、私個人の事情もしっかりと先生にお伝えしたうえで、裁判所に破産申立をしていただきました。

申立後は、破産手続がスムーズに進み、最終的には、個人としては免責決定を得ることができました。

会社経営者にとっては、法人の債務を個人として連帯保証しなくては、そもそも資金調達ができないという点で、会社と一心同体のような状況にあるのが現状です。

しかしながら、このようなシステムは、新規に創業するモチベーションを削ぐことになってしまいます。(法人が倒れれば確実に自分も倒れることになりますので。)

やはり、アメリカのように、法人と個人(代表取締役)とはあくまで別個の法主体という点を強調すべきであって、会社が潰れても、その債務を代表者が負わずに済むような制度を構築すべきだと思います。

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今回の体験談は以上になります。

当サイトでは、自己破産を扱う弁護士・司法書士5,200件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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